ドラゴンプリンセス(DRAGON PRINCESS)

‐迷宮の魔導士‐


発売元 パソケット
発売日 1988年12月
ジャンル RPG










パソケットから販売された美少女RPGです。

ネットで攻略もレビューも見かけないのでレビューを書く事にしました。



ラスィール王国に男性を石化する霧が発生してしおり、

それを回避する為に王子ラディアは転生薬を飲んで女性になる事に…。

ドラゴンのディガルプにさらわれた妹である王女ロフェールを救う旅に出るのが目的です。


でもって、薬を飲んだ後の姿がこちら。






うーん。中々麗しくて良いですね。

セクシー衣裳も用意してくれるとは気前の良い薬ですねぇw








ゲーム内容ですが、一見3DダンジョンRPGの様に見えますがそうではありません。

2D画面MAPのゲームです。

右下に3×3のマスが有りますが、それを見ながら冒険していきます。


戦闘は弱点を探して攻撃する必要が有り、

テンキーの1〜9を押して攻撃箇所を指定します。

モンスター毎に弱点は決まっているので、

メモをすると効率よく倒せます。


システムはかなりシンプルで町もお金も経験値もありません

一応経験値は存在はするようですが見えない様ですね。

敵を倒し続けるとそのうちレベルが上がります。

ちなみに宿屋もないので敵がたまに落とすアイテムで、

HPとMPが全開します。

これも敵によって落とす敵が決まっているみたいです。







ゲームの流れとしては2DMAPをうろうろしているといきなりワープします。

ワープした先からはもう戻れません。

4エリア目のMAPに来るとイベントとステージボスが居ます。

イベント起こさないとボスには会えません。


全部で5面ありそれを制覇するとクリアーです。

余計な物を全部取っ払ったシステムと言えましょう。

ちなみに敵は何故か上半身裸の敵が多いです。

ウィッチなんて只の痴女って気もしますがw







ステージボスの前にはイベントが有ります。

マップに分かり易い地形が有るのでそのうち見つかります。

ここである事をしないと先に進めません。

まぁ、それは又後程解説します。







ステージラストにはボスが居ます。

イベントで手に入れた魔法アイテムが無いと辛いので使いましょう。

しかし、もうボス何だか露出狂何だか分かりませんねwww


大体ゲーム一連の流れはこんな感じです。

ゲーム内容としてはカオスエンジェルズっぽいですね。

難度と言う面では2Dの分こちらの方が敷居が低いと思います。

と言うか、ぶっちゃけそんなに難しい所は有りませんでしたw


では、なぜネットに攻略やレビューがほぼ見当たらないのか考察してみたいと思います。





考察
(いきなりですがw)





考察1 元々は同人ゲームである!






タイトル画面にもありますが、開発はVIEW TECH SOFTです。


元々は【ザ・ドラゴンプリンセス 美少女に導かれし者】という同人作品を元に

パソケットが商業用に売り出したゲームです。


実は内容も結構違っていまして、


王女が石化した王子を助けに行く。

ステージは全部で8つある。

戦闘中はスペースキーを連打しなければならないw


と細部が違っています。

ボスの名前とか世界観は一緒っぽいです。


うーん。これもそのうちレビューしてみたいです〜w

近いうちにやるかぁ。


そんな訳で

「元が同人ゲーム?ならやーめた!」

という理由でやった人が少ないのかもしれません。



考察2 マップ画面が小さい!!







御覧の通り右下がメインマップです。

中央のでかい画面は演出用です。


なんか最近のパチスロの作りを彷彿させますw


実際私も始めるまでは3DダンジョンRPGだと思っていましたしねぇ。

こんな小さい画面を見るとなぜか覇邪の封印を思い出すのは私だけでしょうか?


そんな訳で

「こんな小さいマップ画面?ならやーめた!」

という理由でやった人が少ないのかもしれません。



考察3 プロテクトがきつい!!!







えー、これがメインの理由だと思っています。

ちなみにこの情報はネットのどこにも有りませんでした。(2020年3月現在)

このメッセージ画面も多分ない筈です。


実はこのゲームボス戦の前にはこの様に必ずイベントがあります。

このイベント自体は簡単です。

実は質問に答えるだけです。すぐに終わります。


えー。じゃあなんでよ?と思われるでしょうがこの質問の内容が、


貴方が見た流星の数は?
とか
この薬の調合の割合は?
とか
金貨を幾ら払えば買えるのか?
とか

数字を要求されるわけです。

入力してみれば気付きますが、

どうやら3桁の数字のようです。


当時のプロテクトには大きく分けて2種類ありまして

ディスク自体にかける物理的なプロテクト

マニュアルを持っていないと進めないマニュアルプロテクトという物が有ったのです。


何らかの形で何故かマニュアルが無いと言う人はここで手詰まりの筈です。



でも、安心して下さい。

3桁の数字なので絨毯爆撃すれば突破できる筈です。

イベントは5回あるので運が悪ければ5000回入力しなければいけませんが、

多分2,3000回入力すれば行けるでしょうw

これからもしこのゲームをやる方は頑張って下さい!



ネット上でゲーム序盤CGしか公開されていない理由がすぐに分かりましたw



こういうのを見ると当時の事情が分かって良いですねぇ。

いやー、実に楽しいです。

ここまでやってレビュー完成かなっとw



総合評価 85点

エンディングは



↓↓↓




























エンディング








ルーゼムア城城主

女竜「ビューナス・ドラゴン<ディガルプ>」

です。

このゲームのボスには二つ名が有るみたいですね。かっこいい!







ディガルプに仕える精霊フェルベータです。

でも、実は正体は真のラスボス迷宮の魔導士フェルベータです。

主人公の師匠ジマが正体を教えていたので、見破る事が出来ました。



圧倒的な力の前にラディアはなすすべも有りません。

勝負には負けてしまいましたが、瀕死の所をなんとディカルプが救ってくれます。








ラディアを窮地から救ってくれたディガルプは女神へと転生しました。

再び世界に平和が戻ったのです。







魔導士フェルベータがラディアに真実を明かしてくれていました。


転生薬を使ってすぐに女性に戻れたという事は、

生まれた時は女性だったことを意味します。


ジマが今まで男性だと騙していた事を謝りますが、

ラディアは女性として生きていく事を決意します。


ロフェールは実は前からお姉ちゃんが欲しかったんだよねと前向きでした。軽いな!おいw








おしまい♪


マイナーなゲームでしたがいかがだったでしょうか?

色々な意味で楽しめたので、私は楽しかったです。


(2020/03/29)
by MAD




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